第226号 脇役の重要性

花を買って部屋に飾る習慣のある方、花教室に通っていらっしゃる方は、皆さん花瓶をお持ちの事と思います。

そして、その花や空間にあう花瓶を選ぶ楽しみも、きっとご存じの事と思います。

花瓶ひとつで花を活かすことも、またその反対もあり得る。
だから花と花器を組み合わせて上手く飾ることが出来た時は、とても嬉しいです。

「どこで花瓶を買っているのですか」という質問をよく頂きます。
私の場合はいつも行く花市場だったり、出かけた先で立ち寄った雑貨屋さんだったり、たまたま行った先で陶芸家の作品展が行われたりしていて、心惹かれたものを買うことが多いです。

値段も様々で、大量生産された安価なものから、丁寧に手作りされた1点ものまで、色々持っています。

花瓶との出会いは突然やってくるので、あらかじめ心の中で予算を決めておくのがお勧めです。1点ものは、迷っているうちに無くなることも多いので、例えば5,000円までとか、1万円まではいいかな等と予算を前もって決めておくと、素敵な花器を見つけた時に迷わず購入することが出来ます。

花瓶は花と違って、長く手元に置いておくものです。
たとえ花がなくても、そのまま飾ったり、ドライフラワーなどを活けて愛でることもできます。

私自身はモノトーン&シンプルなタイプを使うことが多いですが、ビビッドな色もユニークな形状も美術品のようで素敵ですよね。

気に入った花器との出会い、またコレクションする楽しみを是非知って頂けたらな、と思っています。

(2023.8.31 こまつ)

ピッチャーやミルクポットのような形、オブジェのようなものまで様々。
人の体がモチーフになっているものも好きです。