日常的に使う道具は耐久性が大切ですが、日々目に触れるものなら更に美しいと気持ちが良いものです。今回は最近購入して良かった2点をご紹介します。
ひとつは土鍋。
鍋料理は冬のお助けメニューですよね。
とにかく忙しい時や献立に悩んだときは鍋料理を作るのですが、この冬は今回購入したKINTOの鍋が大活躍してくれています。
「四季旅人通信」カテゴリーアーカイブ
第243号 霧の中に見える光
引用
今年度は自分にとって節目の一年。
人生の折り返し地点に立っているという自覚とともに、いわゆる「ミッドライフクライシス」の渦中にいることに、戸惑いを感じています。
この一年は学生時代からの同い年の友人たちと旅行をしたり、食事をしたりして、共にここまで元気に頑張ってきたことを祝い、少しずつ表れ始めた体の不調や未来への不安を共感しあう時間を持つことができました。ライフスタイルは異なれど、同じ時代を生きてきた同志として、互いを労う貴重な時間になったと思います。
第242号 未来のために
引用
2024年。
今年もたくさんの仕事に恵まれた一年となりました。
大きなトラブルもなく終えることができたのは、家族の協力、スタッフの奮闘あってこそ。仕事と生活、両方のバランスをとることができ、充実した日々を過ごせたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
第241号 悲しき職業病
引用
気温が低い季節になり、ホッとしています。
ほとんどの生花は高い温度下に置くと早く開花して寿命が短くなるため、寒い冬の方が管理がしやすいのです。
そのため暖房の効いたお店や部屋に入ると「この気温では花が長持ちしないな」とか「このくらいならギリギリいけるな」と気温に対する花のもち具合を自然と考えてしまいます。
私自身も暖かすぎるより、ほんの少しだけ暖かい部屋の方が落ち着くという、すっかりそんな体質になってしまいました。
第240号 伝統芸能にふれる旅
引用
数年前、南原清隆さんが佐渡島を旅しながら、世阿弥について熱く語るテレビ番組を見たことがきっかけで、一冊の本に出会いました。
「世阿弥最後の花」著:藤沢周
それまで世阿弥と言えば、父の観阿弥と共に歴史の教科書に出てきた人物で、日本の伝統芸能である能を作ったということぐらいしか知りませんでした。
しかしその本の中の世阿弥は老いてなお美しく、人々への優しさ、佇まいや能への情熱から、流刑された先でも老若男女を惹きつける、とても魅力的な人物でした。
第239号 ゆっくり歩こう
引用
「タイパ」・・・タイムパフォーマンスの略、かけた時間に対する成果のことを指す
効率的に時間を使って仕事や家事をこなすことが、いつの間にか「自分の当たり前」になっていたこの頃。
自動食器洗浄機、ロボット掃除機2台、洗濯乾燥機をフル稼働させて、いかに短時間で多量のタスクをこなすか。何かを選ぶ時も無駄に時間をかけない、迷ったら効率の良さそうな方や失敗のなさそうなものを選ぶ。
そんなタイパ重視で長年やってきましたが、正直にいうと何だかとても疲れました。ただの自己満足にすぎないことに、やっと気が付けたのかもしれません。
第238号 お疲れさまの甘いもの
引用
学生の時、定期テストが終わると、帰り道にコンビニエンスストアによってシュークリームとプリンを買うのが定番でした。
スイーツを一度に2個食べるのは、ダイエットを気にする女子高生にとって勇気がいることですが、頑張った自分へのご褒美としてこの時だけは特別でした。
今でも大変だった時や頑張った後は、つい甘いご褒美に手が伸びてしまいます。
第237号 15年目のおかえり
引用
今年の6月。
最初にまず5羽が巣立ち、その後すぐにまた新しく5羽が産まれ、合計10羽のツバメの雛が、実家の軒先から飛んでいきました。
毎年繰り返されるこの光景も、なんと今年で15年目だそうです。
母はいつもこの時期になると、ツバメたちのために防護ネットを張り、足元には外敵の忌避剤の設置、玄関ドアの開閉は極力少なく、夜の玄関灯もこの時だけは点けず、ツバメファーストで過ごします。
第236号 中古家具の魅力
引用
ここ半年くらいの間、アトリエに置くための収納家具を探しています。
できることなら、どこかで実際に使われていたアンティーク家具が欲しくて、様々な古家具屋さんのホームページを見ていますが、まだ希望に合うものが見つかっていません。
サイズはもちろん、風合いやコンディションなど、全て希望にあうものを中古家具の中から見つけるのは至難の業です。待っていれば買えるものではない、まさに縁が必要な買い物です。
第235号 巨匠に学ぶ変遷の美学
引用
風薫る5月の平日。
急に仕事がオフになったので、ドライブがてら上野公園にある東京都美術館にひとりで行ってきました。開催中の「デ・キリコ展」がよく聴くラジオでいつもお勧めされていたのでちょうど良いタイミングでした。