第234号 ハサミについて

花屋の仕事道具と言えばハサミ。
花を切るための花ばさみと、ラッピング資材をカットする文具用ハサミの2種類を主に使い分けます。

性能や耐久性、また長く目にするものだからこそデザイン性も重視して選んでいます。

制作をスムーズに進めるために、使いやすいハサミは必要不可欠です。特に最近のラッピングペーパーは紙と見間違えるような薄いビニール製が多く、水をはじいてくれるのは有難いのですが、ハサミの刃がひっかかるとすぐに破れてしまうのです。

ここ最近、使い勝手の良い文具用ハサミを探し続けていますが、まだ好みの1本にたどり着けていません。切れ味はもちろん、サッと持ちやすく、また使い終わった後もサッと手から離れるようなストレスフリーのハサミはどこにあるのでしょう。

100円ショップで見た目の美しいシンプルなデザインのハサミを購入しましたが、残念ながら手に絡まってすぐに離れてくれないし、ホームセンターで1,000円位のものも買ってみましたが、開閉の動きが重く使いやすくない。紙にシミが付いてはいけないので油をさすこともできない・・・困った。

もしかしたら値段相応なのかもしれないと思って、4,000円位するドイツ製の鉄バサミを買ってみましたが、これまた刃がペーパーに引っ掛かりやすく、上手くいかないのです。

そんなこんなでお蔵入りしたハサミたちですが、いつか出番があるかもしれないので処分することも躊躇っています。

どなたか、使いやすいお勧めの文具用ハサミをご存知でしたら是非教えてください。
ハサミ探しの旅はもう終わりにしたいです。

(2024.4.30 こまつ)