先日、三郷市から講師依頼を頂き、「ティーハーブの寄せ植え講座」を開講しました。 1日だけの講座でしたがキャンセル待ちの方もいらしたくらい沢山の方にご応募・ご参加頂き、改めてハーブに興味を持っている方の多いことに驚きました。
また、他にも四季旅人が9月から開講する各教室の体験レッスンなどもあり、ここのところ益々ハーブ漬けの毎日でした。
育てやすく、おしゃれで、利用価値の高いハーブへのニーズは、こんな時代だからこそ高まる一方のようです。
特にハーブの香りを利用した「アロマテラピー」ですが、好きな香りに包まれて暮らす喜びを一度知ったらやめられないと思うほど。
自然植物の香りは心や身体に直接的に働きかけてきます。是非、多くの方に試していただきたいと思います。
そんなハーブですが、中世のヨーロッパでは「教会」や「修道院」でしか扱うことができなかったそうです。
ハーブは人の病を治す一方で、例えばトリカブトなどは人を死に至らしめることもあり、当時植物が持つ特性と生長の神秘は、人間の理解を超えるものとして考えられていました。そして一般民衆の中で植物の治癒力について知識のある人々は、魔女や魔術師として処刑されたとのエピソードがあります。いわゆる魔女狩りの対象になっていたわけですね。
ハーブの持つ力については、科学が発達した今でもまだまだ研究段階です。そして、おそらく私たち人間が、植物のことをすべて知りうることは不可能なのだとも思います。
・ ・・自然を前にして、人間のちっぽけさを感じずにはいられません。
(2004/7/21 こまつ)