「四季旅人さんは、ずいぶん食いしん坊ねぇ」と先日お客さんに言われました。そういえば移動販売に持って行く商品のラインナップを見てみると、「食べられるもの」がとっても多い! お魚料理にあうハーブ、お肉料理に合うハーブ、小さくてかわいい食用アスパラ、天ぷらにすると美味しいタラの芽が出るタラの木、・・・そして何より多いのがベリー類。
白い花も小さい実もかわいい「ワイルドストロベリー」はかわいいだけじゃなくて、葉っぱをお茶にして飲むと食欲と元気が出るという優れもの。さらに、実をつぶしたもので歯を磨くと歯を白くする効果 があるのです。ちょっと前に、これを育てると恋愛が成就すると言われテレビで取り上げられましたね。
「ブルーベリー」は実も美味しいけれど、秋の紅葉がこれまた見事。真っ赤に色付いた葉っぱが冬に落葉する様は本当に美しいです。育て方も簡単なので、お庭のある方は是非1本植えて見て下さい。毎年実のなる時期が待ち遠しいですよ。
「きいちご」は、普通は赤いプツプツの実がなるけれど、いま店頭にあるのはちょっと変わっていて黄色い実がなるタイプ。甘酸っぱくておいしいし、小さな手のひらのような葉っぱもかわいい!
「マルベリー」は、小学校からの帰り道、友達と一緒に取って食べた懐かしい味。だから今もこれを食べると、小学生の時の自分をふと思い出すのです。
実をつける植物が自生していた空き地や野原に、いつのまにか大きなマンションが立っていたりして、あの植物たちはどこへ行ってしまったのかと寂しい気持ちになることがしばしば。今の子供達はワクワクしながら食べる、あの美味しい味を知らないのかな・・・と思うとちょっと残念な気もします。
(2004/4/13 こまつ)