2004年2月、現地で暮らす友人の勧めもあって、花事情の視察のため「パリ」に行ってきました!
宿泊したアパルトマンはマレ地区(ファッションとゲイの街といわれるユニークな場所)にあり、素敵な花屋さんも数多くありました。
いくつかの気になる花屋さんで実際にブーケを注文してみましたが、どれもこれもスタイリッシュ。
特に薄紫のヒヤシンスと松をくみ合わせたブーケは、「松=お正月」という私達の固定概念を一掃。白と黒のラッピングがクールなブーケをより一層引き立てていました。
また、お店のウインドウディスプレーも個性的で、木の根っこが天井からぶら下がっていたり、バレンタインのバラのリースがたくさん飾ってあったり。
バラの花びらでとにかく目立つ店先。
道行く人々も思わず笑みがこぼれる美しさ。
バラだけを販売している専門店では、毎日バラの花びらを入り口付近に撒いていました。(夜は片付けられて朝になるとまた撒いて・・・) 風が吹いたらどうなっちゃうんだろう・・・という私達の心配をよそに花びらで飾られた店頭は非常に目立っていてユニークでした。
またある花屋さんでは、店員のお兄さんがずーっとギターの練習をしていて、お客さんがウインドウの外から覗いてもお構いなし。気持ち良さそうにギターを弾いて歌っていました。 さすがパリ。(!?)
街並みが美しくて、パンが美味しくて、何となくみんな大雑把で、アートを愛する街。 五感を通して感じたパリの空気を、四季旅人の新しい小さな引出しとして加えることができそうです。
(2004/3/12 こまつ)