第10号 タビビトノキ

2004年が終わりを迎えます。
今年はイラクでの戦争に心を痛めた1年でした。
たくさんの爆弾が落とされ、たくさんの人がその命を失いました。
テレビに映し出されたイラクの景色は、黄土色のむき出しの大地と崩れかけた建物ばかりです。いつか、あの乾いた黄土色の土の上に色とりどりの花が咲き、人々の笑顔が戻る日を願ってやみません。

小さい鉢の南天

小さい鉢の南天

完全武装のミノムシ

完全武装のミノムシ

四季旅人にとっての2004年は、やはり出会いの年でした。 たくさんの方々と出会い、励まされ、私たちの今があります。 花を、季節を提供していく旅人にとって、この出会いこそがかけがえのない財産になります。

 

「どこにもない、花の移動販売がしたい。名前は四季旅人だ。」

と奮い立ったあの日からもう2年が過ぎました。
旅の途中、躓き、自分自身に何度も疑問を投げかけ、「もう終わろう」と思ったとき、脳裏をよぎるのはたくさんの方々の笑顔でした。

遠くの鉄塔

遠くの鉄塔

何故か心惹かれたクレーン

何故か心惹かれたクレーン

そしてその笑顔こそが、四季旅人の原動力になっているのだと気づいたのです。
人との出会い、花との出会いに感謝します。 ありがとうございます。

2005年、新しい年。これからのすばらしい出会いに心躍らせ、四季旅人は益々躍動します。

(2004/12/17 かわはら)