第9号 ウェディングフラワー

最高のお天気に最高のロケーション。

最高のお天気に最高のロケーション。

木の葉や木の実が色づく美しい季節。秋はご婚礼の多い季節でもあります。
四季旅人はウエディングブーケや会場装飾など、ウエディングフラワーのトータルコーディネートもしています。
今回の四季旅人通信では、ある1日を振り返りながら、ウエディングフラワーのお仕事をご紹介したいと思います。

最近の結婚式は新郎新婦のこだわりを重視したオリジナリティ溢れるものが非常に増えてきました。それに伴い「ブーケや、式の雰囲気を形作る会場装飾も自分らしくこだわりたい」とお考えの方も多くなりました。今回お仕事させて頂いたお二人もそのような考えの持ち主です。

2004年11月某日。快晴。
芝浦にある海の見えるレストランでの結婚式です。
午前10時からゲストが来場する式のため、朝8時半からウエディングフラワーの納品とセッティングが始まります。遅刻することないよう7時には出発しました。

メインテーブルはカラーで動きをつけて。

メインテーブルはカラーで動きをつけて。

レストランの担当者と簡単な打ち合わせ後、早速納品作業です。途中で花を落としたり傷つけたりしないよう、細心の注意を払いつつ素早く行動。
まずはメインテーブルから。ここが早くセッティングできると少し安心するので、いつも一番最初に行うようにしています。

そしてゲストテーブル。ガラス花器にカラーを活けます。シンプルでスタイリッシュなので個人的に大好きな花です。

ゲストの皆様に楽しんで頂けるよう、レセプションにもカラーを使った印象的なアレンジを。
ウエルカムボードもグリーンのみで、大人っぽく装飾。
それからケーキナイフにも小さなコサージュをつけたり、ケーキの周りに花びらを散らしたり、ブーケやブトニア、髪飾りなどを美容室に運んだり・・・と、とにかく大忙し。お父さんお母さんへ贈呈する花束は、ご本人に見つからないようにそっと納品。
そうこうするうちに、あっという間に時間が経ってしまいます。
今回はスタッフ1名が残り、ゲストテーブルの花等をお持ち帰り頂けるように式の最後にラッピングをしました。

ゲストテーブルはシンプル&クールな印象に。

ゲストテーブルはシンプル&クールな印象に。

このお仕事は式当日に至るまで、事前の綿密な打ち合わせや会場の下見など、特に緊張感ある繊細な作業の繰り返しです。でも必ずと言っていいほど新郎新婦のキラキラした笑顔を拝見した瞬間、疲れも吹き飛んで「この仕事っていいなぁ」と改めて思ってしまうのです。
本当に幸せをおすそ分けして頂いたような、そんな気持ちになれるお仕事です。

 

 

 

ウエルカムボードはサーフボード。グリーンをたっぷりと。

ウエルカムボードはサーフボード。グリーンをたっぷりと。

お色直しのブーケ。5種類の赤色のバラだけをたっぷり使っています。

お色直しのブーケ。5種類の赤色のバラだけをたっぷり使っています。

 

 

 

 

 

 

 

(2004/11/26 こまつ)