第257号 新しい視点

イベントに出店してみませんか?という一通のメールをいただいたことがきっかけで、先日「花とうつわマルシェ」というPOP UPイベントに出店しました。

もともと移動花屋として仕事をしていたので、外で花の販売をすることは未経験ではありませんが、もうそれは20年も前のこと。

せっかくのお誘いだけれどお引き受けするのは難しいと思い、お断りの返信メールを書いている途中で、でもやっぱり挑戦してみても良いのではないか、一歩外に出ることで新たに学ぶことも多いのではないかと思い直し、出店を決めたのでした。

イベントの趣旨、会場の雰囲気、お客様の趣向などを意識しつつも、四季旅人らしさを残すラインナップを心掛け、期間中に多くのお客様に花をお買い上げいただきました。
20代の若いお客様が花を積極的に購入される姿も新鮮でしたし、彩度の高いカラフルな組み合わせや、自然界に存在しない色の染料で染めた花も人気でした。

また、同じ会場に並ぶうつわも素敵で、お客様が購入した花器を一緒に見ながら、似合う花や活け方を直接ご提案できたのも貴重な体験でした。

小さなアトリエでご注文品を黙々と制作したり、いつもお越しくださるレッスン生の皆さんと和やかな時間を過ごす日常の中に、ピリっとしたスパイスのような体験を混ぜることができ、自分の中の「美しさの定義」が変化したような気がします。

もっと自由に、もっと自然に、肩の力を抜いて楽しもう。
長い間、花の仕事に携わってきて、ここにきてまた新しい視点で花と向き合うことができるのが嬉しいです。

最後に。
四季旅人の花を過去に購入していただいたり、Instagram等をみていると声をかけてくださる方もいらっしゃいましたが、おそらく声をかけずに購入してくださった方もおられると思います。
貴重な春の三連休、イベントにお越しくださいましてありがとうございました。
また何かの機会にお会いできますように。

(2026.3.27 こまつ)