昨年の今頃、「来年の秋には北海道に行ってみよう」と家族で話していたことが、もうずいぶん遠い昔の事のようです。

ちょっと早めに旅行の予約をしようと思った矢先、テレビではコロナウィルスのニュースが頻繁に報道されるようになり、とても旅行どころではなくなってしまいました。

そして時は流れ、あっという間に秋本番。
紅葉狩りに栃木にでも行ってみようか・・・でも、Go Toキャンペーンできっと例年より混雑しているかも。

あれこれと考えた結果、いつも行っているようで、意外と訪れたことがない場所が東京都内にも沢山あることに気づき、今年は近場で秋を堪能しています。

先日は両国にある「すみだ北斎美術館」に行ってきました。
両国駅を降りて歩いていると突如現れる銀色の建物。
近代的でクールな建築物であるにもかかわらず、不思議と周囲と調和していて、建物の前にある公園では沢山の親子連れが遊んでおり、ほのぼのとした雰囲気さえ感じられます。

とても小さな美術館ですが、館内には葛飾北斎の絵画が美しくディスプレイされ、タッチパネルのクイズやパズル等もあり、子供から大人まで楽しめる仕様になっています。
小さい子供でも飽きずに楽しめるボリューム感でありながら、展示の細部にまで工夫が見られて大満足。一度は行ってみる価値がある場所だと思います。

また別の日には千鳥ヶ淵でボートに乗って、都内の色づき始めた紅葉を楽しみました。桜の時期は大混雑しているようですが、今の時期は土日でも人がまばらで、静かに都内の自然を楽しむことが出来ます。

息子はボートが気に入って3回連続で乗り、延べ1時間半をボートの上で過ごすことになりましたが、日常から離れた静かな時間を楽しむことができ、こちらもとても楽しかったです。

帰りは近くの靖国神社内にあるオープンカフェで秋空の下、ビールを飲み、電車に乗って帰宅しました。

さっと行って、さっと帰宅できる。
都内の秋散歩、是非行ってみて下さい。

（2020.11.9　こまつ）

千鳥ヶ淵

すみだ北斎美術館の外観

展示物の一部