つまり最後の1周はたった一人。全校生徒が注目する中、私一人で必死の形相で校庭を1周しないといけなかったのです。私と正反対で、体育委員を務めるスポーツ万能な妹がテントの下で、泣きそうな顔で見守る姿が目に入りました。
泣きたいのはこちらの方だけど、とにかく私自身がゴールしない限りは終われない。苦しくても、恥ずかしくても、最後まで走りきる以外に道はないのだと自分を励まし、何とかゴールした時のことは、今でも忘れられません。
競技を終え、申し訳ない気持ちで自分の席に戻ると、友人たちが「頑張った」「感動した」と励ましてくれ、中には涙を流して握手してくれるクラスメイトもいました。途中で諦めず、自分のペースで良いから努力し続けることが大切なのだ、ということを身を以て学んだ出来事でした。
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