椿の花は、ぽたりと地に落ちるから不吉だとか、毛虫が付きやすいから嫌いだ(確かに気絶しそうなほど多量の毛虫が付くことがあります)と言われ、庭木にしたくないという方も多いのですが、厚ぼったい花弁の独特の雰囲気は、上品でありながら妖艶さを感じます。ココ・シャネルが愛した花とも言われ、今でもシャネルのモチーフとして椿が使われていることをご存じの方も多いでしょう。
最近「フローラ逍遥」(澁澤龍彦著)という、植物の種類ごとに図版とエッセイが綴られているおしゃれな本を読みました。花屋になってから植物は私にとって「商品」ではありますが、尽きることのない興味の対象であることを、この本が改めて教えてくれました。
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