街の中でふと目にする、文字や数字の配列の美しさに目を奪われるときがあります。
例えば、大きなトラックに乗っている外国からやってきたコンテナに書いてある文字。
他には電車や飛行機の案内表示。
最近はワインのラベルがとても綺麗で、思わず手に取り、そのまま購入してしまいました。
「タイポグラフィー」
文章を読みやすく見せるデザインの手法。また文字で1つのデザインを作る手法。
私はこのタイポグラフィーが好きで、専門書を読んでみたり、自分自身でも美しい文字が書きたいと思ってカリグラフィー(専用の道具でアルファベットなどを装飾的に書く手法)の教室にも通ってみたことがあります。
書道もまた、日本の伝統的なタイポグラフィと言えると思うのですが、ただの伝達ツールではない、アートとしての文字に大きな魅力を感じます。
さらには文字を印刷するための紙も好きで、色や手触り、厚みにいたるまで、どうにも気になって色々と集めてしまうのです。
花のギフトに添えるメッセージカード、お祝いの立札、花の説明書など、全て自分でパソコンで作っており、白い葉書サイズの紙を使っていますが、実はこれらは全て紙の厚みを変えています。
立札は最も厚い0.35㎜。説明書は中くらいの0.25㎜。メッセージカード等は0.18㎜の薄いものにして、それぞれの用途にあうようにしています。
花のラッピングペーパーもこだわりがあって、同じ白でも、青みの白か黄色みの白か、厚さは?テクスチャーは?張りやシワ感は?とチェックして、好みのものを見つけ出しています。
どうでも良いことかもしれませんが、私の小さなこだわり。
偏愛。
マニア・・・ともいえるかもしれませんね。
(2025.5.31 こまつ)

仕切りを挟んで分けています。