先日、友人の誘いで子供向けのマネーセミナーに参加してきました。
昔は物々交換から始まり、お金ができる前は貝殻や米、塩等が使われていたこと。
外国の紙幣を見ながら外国為替についてや、お金をもらうことは「ありがとう」の対価であること等、わかりやすい説明に子供も私も深くうなずきながら受講しました。
そして物を買ってもらうためには商品を綺麗に陳列したり、気持ち良く丁寧な接客態度が大切であることを知った上で、子供たちはそれぞれお店屋さんに扮し、工夫を凝らして物を売り、対価をどれだけ多く得られるかという「お店屋さんごっこ」を行ったのでした。 もちろんおもちゃのお金を使ってのやり取りです。
最初は緊張して表情が強張っていた子も、お客さん(親たち)が商品を購入し、ありがとうと言ってもらえると、顔を赤らませながら嬉しそうに笑顔いっぱいになっている姿が印象的でした。考えて物を売り、お客さんに喜んで頂くと、売った自分も喜びがもらえる。仕事の基本って、こういうことだよなぁと子供たちの様子を見て改めて感じました。
私自身は親が会社員の家庭で育ちましたので、そもそも商売について知る機会もない中、どうやったらお客さんが喜んでくれるかを無意識のうちに考えて行動してきたので、今回子供のセミナーを通して明言化してもらえて、すごく納得ができました。
大人になって毎日正面から仕事や家事に向き合うようになると、仕事(家事)=楽しみではなくなることが多いと思います。そもそも子供の遊びとは責任が違いますから。
でも子供たちのあの生き生きした表情に、何か大きく心を揺さぶられて、仕事ができる有難みをしみじみ感じることができました。
仕事ってなんだ?
すごく難しい問いで、立場によって違いもありますが、「喜びを与え、喜びをもらうこと」と子供に胸を張って言えるような働き方をしたいと思います。
(2022.2.28 こまつ)