第208号 肩を叩いて気づかせて

年が明け、花屋にとってのいわゆる「農閑期」の時期。
いつもであれば旅行に行ったり、友人と食事を楽しんだりしていますが、今年はそれもできずに今もこうしてパソコンに向かっています。

確定申告や資料の整理、在庫チェックにホームページの更新等、やろうと思えば仕事はいくらでも湧いて出てくるようで、終わりがありません。

フリーランスという業態は自由であるがゆえに、気を付けないと四六時中ずっと仕事をしていることになりかねません。


アトリエ内では「制作する仕事」と「事務仕事」が大体同じくらいのボリュームであります。

どちらも熱中し始めると時間を忘れて取り組んでしまうので、この仕事は〇時までに終わらせようとか、〇分間で仕上げようと決め、無駄にダラダラと取り組まないように気を付けています。他にスタッフがいれば、周りの目も気になるところだと思いますが、一人だと自分の世界に入り込みすぎて、気が付いたら時間がものすごく経っていた・・・なんてことも。

だから私はよくApple Watchのタイマーやアラーム機能を使っています。
目の前のことに熱中している私の肩を、まるでトントンと叩いて気づかせてくれるApple Watchのおかげで、事務仕事をしばらくしたら次は制作する時間、というように、気分を上手に切り替えて、より効率良く仕事が進むようになったと思います。

以前は夜まで仕事をすることも多かったのですが、子供がまだ小さくて、宿題を見たり一緒に遊んだりする時間も必要で、限られた時間の中ですべてを行い、オンとオフをしっかり切り替えるには、やはりこれが一番のようです。

ちなみに画面の小さなApple Watchで度々タイマーの設定をするのは面倒なので、Siri(音声による端末の操作)を多用しています。

腕時計に向かって小声で話しかけている姿をあまり見られるのは恥ずかしいから、頭の中で考えたことが反映されるような機能があったらな、なんて思いますが、それはそれで怖いですね。

(2022.1.31 こまつ)