第199号 花と紙

紙が好きです。
花も好きだけど、それと同じくらい紙が好きです。

お菓子が可愛い紙で丁寧に包まれていたら嬉しいと思うように、花もそうありたいと思い、いつの間にか沢山の紙を取り扱うようになりました。

花束をふわっと包む紙。
メッセージカードの紙。
そのカードを入れる紙封筒。
その他にも立札やタグにする紙、緩衝材にする紙。
さらには紙袋も商品のサイズに合わせて様々取り揃えています。
花に紙は欠かせません。

花の色合いを引き立てるために、ラッピングの色は白やベージュを使うことが多いです。ひとくちに白と言っても、青みがかった白、クリーム寄りの白、透けて見えるような薄さ、ハリのある厚さ、ワックス加工してあるものやそうでないもの、薄い筋が入っているもの等、もう本当に様々で、気が付いたらかなりの種類の紙をコレクションしていることに気が付きました。

用途にあわせて選び、上手く仕上がった時の喜びはひとしおです。

最近、好みの茶色い和封筒を見つけました。
濃い目の茶色でしっかりした厚さがあり、封をする場所が上(封入口が短い辺)にあるのがまさに理想どおりです。

洋封筒(封入口が長い辺)に封をすると糊を使う面積が広く、まれに中の手紙に糊が付いてしまって、封筒と手紙がくっついてしまうことがあるので注意を要します。

その点、和封筒はその心配もなく、宛名も縦横どちらでも書きやすいのですが、このタイプで好みの色や質感の封筒はあまり見かけません。
偶然見つけた先で嬉々として大量購入したのは言うまでもありません。

またメッセージカードを入れる封筒は、結婚式の招待状などを送るための純白の封筒を使っています。このキリッとした佇まいが大好きで、このままずっと見ていられると思うほどです。

さらにメッセージカードやタグなど、紙に文字をデザインする作業も大好きですが、その話は長くなりそうなので、また別の機会に。

(2021.4.29 こまつ)