第190号 フラワーレッスンについて

今月から全てのレッスンが再開しました。
久しぶりに生徒さんにお会いすることができ、共に花を囲んで楽しむ時間がまた戻ってきました。

現在、当教室は4か所で開講、約50名の生徒さんがレッスンにお越し下さっています。
今までは1クラス10名以上で受講頂くことも多かったのですが、現在は半分ずつに分けて、時間をずらすなどの対策を取っています。事態が収束に向かい、また大人数の賑やかな時間が戻ってくる日が待ち遠しい限りです。

久しぶりにお会いした生徒さんから「また花に触れられるようになって嬉しい」という言葉をたくさん頂きました。花が生活に欠かせないものとして楽しんで頂けているのはとても嬉しいです。

私自身が初めてフラワーレッスンに通ったのはOL時代です。
当時は花の名前もほとんど知らず、自分がまさか花屋になるとは思ってもいませんでした。何となく花かお菓子作りを習ってみようと思い、目についた花の教室に体験レッスンで参加し、初めて作ったアレンジメントを先生がものすごく褒めて下さって、すっかりその気になって入会したのがきっかけでした。

教室は都心にあって花のセレクトも素敵でしたし、レッスンの後に買い物をしたり、友人と待ち合わせて食事をするのも楽しみの一つでした。そして3年ほど通ったのちに、ちょうど転機が訪れ、OLを辞めて花の仕事に就くことになりました。

それから長い時間が経ちましたが、今でもずっと花は私の最大の興味の対象です。もっとたくさん知りたいと思うし、素敵に活けられるようになりたいと思っています。これは尽きることがないのかもしれません。

大人になってからの習い事は、技術の上達はもちろん大切ですが、貴重な時間を使ってお越し下さっているので、やはり楽しい時間を過ごして頂きたいと思っています。そして、あまり形にとらわれず、のびのびと活けて頂きたいです。

最近は生徒さんの中に、花屋さんにお勤めの方や、ご自身で生花店を立ち上げる方もいらして、とても嬉しく、また背筋が伸びる思いです。

かつての自分がそうであったように、習い事を通してワクワクした気持ちになり、さらには人生のちょっとしたスパイスになるような時間が提供できるよう、これからも自分自身も学んで参ります。
今後ともよろしくお願い致します。

(2020.7.13 こまつ)