第174号 後悔は先に立たない

先日、私の身に事件が起きました。
休日に子供と遊んでいたのですが、まさかこの歳で、自分の不注意が原因でお尻と頭を強打するなんて。

その日は家から少し離れた、大きな山のある公園に遊びに行っていました。
近所の子供たちが段ボールを使って、山の斜面でソリ滑りをしているのを見て、私も子供時代を思い出し、一緒にやってみたくなったのです。我が子はまだ小さくて、思うように滑れないだろうから、まずは私が見本を・・・と思って滑ったところ、思った以上に急斜面で途中で止まることができません。

滑っている途中で気が付いたのですが、一番下は1メートルくらいの石の崖になっていました。

慌てて段ボールをお尻から外し、できるだけ摩擦をかけて何とか止まれないかと踏ん張ってみたものの、急斜面ではスピードは増すばかり。

最後は勢いよく崖から落ち、お尻と頭を強打したのでした。

「痛さ」の物差しとして、よく陣痛や出産の痛みが引き合いに出されることが多いですが、種類は違えど、それと同じくらい痛い出来事で、そんな自分が情けないやら悲しいやら。

惨事に気付いた夫がすぐに駆け寄ってくれましたが、時すでに遅し。私は時間をかけて立ち上がり、公園の片隅で痛みを堪えてじっと座ることしかできませんでした。

お尻はまぁいいとして、頭をこんなに強く打って大丈夫なのか。記憶が部分的に欠けてしまったのでは?CTで脳内を見てもらった方が良いのか?とも思いましたが、3日後には痛みも少し和らぎ、とりあえず今のところは記憶もあり、計算もしっかりできているので、問題ないようです。

ちなみに公園で遊んでいる子供たちは、崖のない斜面でソリ滑りを楽しんでいました。

そういえば、かつてバリ島でラフティングを経験した時も、6名くらい乗っているゴムボートで自分だけがボートから落ち、現地スタッフの人に助けられたのでした。原因は落下防止のフックに私だけ足をかけていなかったから。

おっちょこちょいの自分に声を大にして言いたい。
後悔は先に立ちません。
危険を予知して慎重に行動しましょう。

(2019.2.28 こまつ)

大好きなモクレンの季節です