第160号 久々の再会に想う

先日、学生時代からの長い付き合いの友人が、3年ぶりに我が家を訪ねてきてくれました。

バス停に降り立ち、お土産をたくさん抱えて笑顔で走ってきてくれた彼女。
子供を育てながらフルタイムで働く母ですが、昔と変わらず若々しくて美しかった。

予定が色々と変更になって、思いがけず私と彼女の女二人だけとなり、でも2時間程度しかお互い時間が取れず、そんな中なにから話していいのやら、頭で考えるよりも思ったことを口にすることで精いっぱいでした。

家族のこと、お互いの親や妹のこと、仕事のこと、毎日の生活のこと。
そんな話をしながら過ごした時間は、短かったけれど楽しかったです。
何より忙しい中、時間を作って会いに来てくれたのが本当に嬉しかった。

まるで旅行に行くかのような大荷物のお土産の中身は、美味しいお取り寄せの食材や子供の名前入りのタオル。
おさがりの可愛い洋服やバッグ、それからスペースシャトルや車のおもちゃ。
そして、1か月半遅れの私への誕生日プレゼント。

きっと好きなお店だと思って、と言って取り出してくれたのはサンタマリアノヴェッラのタボレッタでした。
ロウに香りの植物やエッセンスを閉じ込めたポプリのようなもので、香りも見た目も美しく、箱を開けた途端に優しい気持ちになりました。

次に会えるのはいつになるだろう。
頻繁に連絡を取り合うでもなく、でもきっと元気に頑張ってるだろうなと想像し、これからも幸せであって欲しいと思う人。

また次の機会、私も胸を張って会えるように、毎日頑張ろうと思います。

(2017.11.30 こまつ)

クローゼット等に入れて使うそう。