第158号 朝時間 理想と現実

今年の4月から息子が保育園へ通い始め、半年が経ちました。

まだたったの半年だなんて。
入園してからの時間が濃密すぎて、もっともっと長い時間が経ったような気がしていました。

近所の保育園は満員で入れず、徒歩30分かかる場所への毎日の送迎問題。
まだまだ甘えん坊で朝から号泣する息子の保育園イヤイヤ問題。
花の仕入れ等で早朝から仕事がスタートする母の、朝の不在問題。
そしてお決まりの、突然の子供の発熱で一日の予定を変更せざるを得ない、スケジュール練り直し問題。

夫と協力し、近所に住む実家の母に助けてもらいながら、山越え谷越えなんとかやってきました。
息子も今では保育園に慣れ、時々泣いてしまうことはあるものの、楽しそうに通っています。
夏の間に日焼けもし、身体も一回り大きくなったようで、たった半年とはいえ随分たくましく成長しました。

朝は夫が息子を自転車に乗せて保育園へ送っていきますが、毎朝夫の胸ポケットにはビスケットが入っていました。
突然「自転車に乗らない!保育園に行かない!」と息子が言い出した時に、それを見せると機嫌が直るためです。
忙しい朝の大切な時間、たった一枚のビスケットにどれだけ救われたことか。

しかし救世主であるビスケットの時代にも暗雲が立ち込め、先日終わりを迎えました。
今はラムネ時代となっています。
子供は大好きだった物に対して、突然飽きるものです。
先を見越して、次の手を考えておかなければなりませんね。

本当は、ゆったりと朝ご飯を食べて、食後にのんびりとコーヒーでも飲んで一日のスタートを切りたいところですが、それはもうしばらく先になりそうです。

お互いに元気であることを確認し、朝ご飯をモリモリ食べて、家族みんなが笑顔で家からの一歩を踏み出せれば、それで十分とも言えます。
来月は息子にとって初めての運動会も控えています。
寒暖差の激しい季節、体調に気を付けて、楽しい秋を過ごしたいと思います。

(2017.9.28 こまつ)

秋の花が綺麗です

この時期の青いミカンが好き

秋のコーヒーはまた格別