第156号 夏のおたのしみ

梅雨が明けていよいよ本格的な夏がやってきました。

生花を扱う花屋にとって、商品の鮮度管理に最も注意が必要となる季節です。
意外と暑さに強い花材も多く、この時期はそれらを上手く組み合わせて、お客様のニーズに応えるようにしています。

とは言え、お盆の時期を除けば仕事ものんびりモードなこの時期。
ほかの花屋さん仲間も同じような状況なので、普段忙しくてゆっくり話ができない分、この時期に一緒に食事をしたり、旅行に出かけたりして楽しんでいます。

いつも仕入れに行く花市場で顔を合わせる花屋さん達。
挨拶や世間話、情報交換をする中で、なんとなく気が合い、自然と仲良くなった仲間がいます。
皆、同年代の女性で、自身で生花店を営む経営者です。

店の規模の大小に差はあるものの、日頃の悩みや葛藤など、感情を共有できる部分が多いようで、いつも話が尽きません。
「花が好き」という絶対的な共通項があり、そこから派生するライフスタイルを主とした興味の対象が似ているからなのでしょう。
もっとずっと前から知り合いだったような、親しみと安心感を抱いています。

お互いの仕事の話をする中では、多くの気づきや刺激をもらえ、同じ目線からのアドバイスはとても貴重なものです。
また、プライベートな話ではリラックスして自分を解放し、興味のあることについて気兼ねせずにあれこれ意見を言うことができ、大笑いをする楽しい時間です。

それぞれ性格は違うけれど、共通して「やや男勝り」なところがあるのも、また気が合う重要な要素なのかもしれません。

生きているものを扱う緊張感。
要求される洞察力と素早い判断力。
そして何より体力。

男勝りなくらいでないと、なかなか継続できません。

今年の夏も暑くなりそうです。
気の合う仲間と楽しい時間を過ごしつつ、パワーチャージをして、厳しい季節を乗り切りたいと思います。

(2017.7.26 こまつ)

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