第155号 提灯づくり

息子が通う保育園でもうすぐ夏祭りがあるので、一家庭でひとつ、提灯を作成して提出するよう通知がありました。

提灯といっても特に細かい規定はなく、ペットボトルや牛乳パック等で作った工作物に紐をつけて、ぶら下げられればOKとのこと。我が家は息子が大好きな機関車を作ることになりました。

手先が器用な夫がメインで制作することになりましたが、提出期限が迫っているにもかかわらず、まだ何もできていない様子。建物の設計をしている彼は、まずは設計図を描くところから始めたいとのこと。そして1mmのズレも気になるようで、制作はものすごく丁寧。しかしスローペース。笑

提出期限前日の夜、完成度が20%のところで、いよいよ私がバトンタッチすることになりました。私は定規などは使わず、目分量で画用紙をカットし、テープで貼り合わせていくのでスピードは速い。しかし出来上がりは粗い。笑

とりあえず共同制作品は無事に完成し、息子も「機関車だー!ぽっぽー!」と喜んでいるので、まぁこれで良いだろうと、提灯づくりを無事に終えたのでした。

当たり前のことですが、建物の設計をする上で図面上の1㎜のズレは許されるはずもなく、慎重になるのはもっともです。

それに対して私の仕事は、鮮度が命といえる花を手際よく扱うことが何より大切です。また事前に完成図をイメージしたところで、自然のものですから、材料が揃わない事や枝ぶりがイメージと違うことも多く、臨機応変な対応も求められます。

夫婦でひとつの工作を作る中で、お互いの仕事の進め方が垣間見え、それがあまりにも対極的で笑ってしまいました。適材適所、夫婦ともに自分の得意な分野を活かした仕事に就けているのは有り難いことです。

何はともあれ、期限までに提灯が完成して良かったです。

(2017.6.30 こまつ)

無事に完成した提灯。

短冊に願い事を書きました。