第145号 夏の体調管理

「どんなに暑い日が続いても、食欲が落ちることがない。」

そんな話を友人にしたら、まるで「野武士」のようだと言われました。
私の母もどうやら同じようで、年間通して「ご飯が美味しくて美味しくて仕方がないのよね。」と困り顔で言っています。
寒かろうが暑かろうが、いつも食事を美味しく頂けるということは、何より幸せでありがたいことです。

しかし野武士とはいえ生身の人間。
猛暑日が続けば、体が重くだるく感じることもあり、そんな時は食事の内容を見直すようにしています。

夏でも鍋を食べる、というと驚かれる方もいらっしゃるのですが、我が家では酒粕を使った鍋が、夏場でも時々食卓に上がります。

冷蔵庫に常備してある酒粕。

冷蔵庫に常備してある酒粕。

酒粕に味噌を混ぜたスープに、鮭とたっぷりの野菜、豆腐や油揚げ等を入れた鍋は、栄養豊富で美容効果も抜群。
これ1品で、一日に必要な栄養素がしっかり摂れる優秀なレシピです。

また、つい冷たい食品を摂取しがちな季節だからこそ、意識して加熱した調理方法を選んでいます。
夏野菜を蒸し、薬味を加えたポン酢で食べる簡単な料理も、この時期はさっぱり美味しく頂けておすすめです。
特に夏野菜の代表でもあるナスは、蒸すとトロトロの食感になり、とても美味しいです。

究極にシンプル。野菜のうまみが感じられます。

究極にシンプル。野菜のうまみが感じられます。

夏にぴったりのビールも、体重が少し気になりだした今年は控えめに。
この夏は代わりに炭酸水を飲んでいます。
炭酸水は疲労回復、美肌効果、血行促進などに役立つとされ、以前から人気ですね。
ピリピリとした刺激の炭酸水はクセになり、食事のときだけでなく、車で移動する際にもペットボトルを持ち歩いています。

8月も残りあとわずか。
しっかりした食生活を送ってきた甲斐あって、今年も夏バテすることなく、元気に過ごすことができそうです。
皆様もまだまだ気を抜くことなく、ご自身の体の声を聴きながら、残り短い夏を楽しくお過ごしください。

一日1リットルくらい飲んでいます。

一日1リットルくらい飲んでいます。

(2016.8.29 こまつ)