第133号 ケンタありがとう

先月、犬のケンタが天国へ旅立ちました。
この四季旅人通信でも何度かご紹介させて頂き、お客さんからも「その後ケンタ君は元気ですか?」と声をかけて頂く機会も多かったのですが、19年という大往生の末、眠るように安らかに天国へ旅立って行きました。

1昨年父が亡くなり、心にぽっかり穴が開いた私達を慰めるかのように、ケンタは最期を迎えるその時まで、常に寄り添い見守ってくれていました。
ケンタ自身も老衰で体調を崩し、亡くなる前の1年は横になっている事が多い生活でしたが、その存在に私達はどれだけ励まされたことか。

愛らしい仕草で私達家族を癒し、たくさんの素敵な思い出を残してくれたケンタに、感謝の気持ちでいっぱいです。

きっと今頃、天国で父と再会して、思いっきりお花畑を駆け回っている頃でしょう。
地面に鼻をつけ、土のにおいを胸いっぱいに嗅ぎ、しっぽを大きく振りながら走り回る姿が目に浮かびます。

ケンタ、本当に今までありがとう。
たくさんの幸せをありがとう。
安らかに眠ってください。

そして最後に。
認知症を患ったケンタの介護を、最期の最期まで愛情込めて続けてくれた実家の家族に深く敬意を表します。

(2015.06.22 こまつ)