ついつい時間を持て余すとスマートフォンを手に取り、暇つぶしにネットサーフィンをしてしまいます。膨大な情報の中から、自分にとって興味のあるネタを探し出し、読み進めているうちにあっという間に時間が過ぎていきます。

涼を感じるアレンジメント。

知らなかったことを知ったような気持ちになっているけれど、実際その情報は頭の中にそれほど残っていなくて、ふとそれに気が付くと、時間を無駄に使っていたかのようで自己嫌悪に陥ってしまいます。そして毎回大きな疲労感に襲われます。
実際に、長時間スマホやパソコンを使用していると依存症になったり、視覚系、神経系、筋骨格系に障害をもたらすVDT障害になってしまうこともあるそうです。

インターネットを利用することで無店舗でも仕事を受けやすくなり、お客様や取引先との連絡もスムーズにできていることは事実ですが、インターネットを「上手に」活用しているかと問われれば、今の私の答えはNOでしょう。

南国の花々は暑い夏によく似合います。

インターネット環境を仕事の効率化のために上手に活用しつつも、それに振り回されない姿勢が大切だと思います。

時間が経ってもずっと色褪せないのは、自分が実際に経験したことや、本を読んで得た情報や感動です。特に読書は、ページをめくりながら想像を膨らませるのがとても楽しくて、時間を忘れさせ、深い感動を心の奥底にまで浸み込ませてくれます。
そういう魅力を私自身が知っているからこそ、改めて時間の使い方を見つめなおしてみようと思います。

雑草がより愛おしく感じられる本。最近のお気に入りです。

今年の夏はパソコンの電源を切り、自分の頭で思考する時間を意識的に作ってみるつもりです。いわば情報のデトックス。夏が終わるころ、清々しくさっぱりとした精神を持って、また精力的に仕事に取り組めたらいいな、と思います。

（2014.7.27　こまつ）