今年もいよいよ本格的な夏がやってきました。
食欲の衰えるこの時期、薬味を添えた冷奴や、そうめんは喉越しがよく、暑い季節にはぴったりのメニューです。
ワサビやシソ、ミョウガといった薬味は、いわば「日本のハーブ・スパイス」。薬味を添えることで、淡白な味の食べ物に芳しい香りとスパイシーな味わいがプラスされ、食欲が刺激されて、複雑で繊細な美味しさを味わうことができます。
今月のハーブ講座は「食」がテーマで、10名の生徒さんと一緒に「ディルの十穀米リゾットとサーモンソテー」「トマトとバジルのマリネ」「ハイビスカスのブレンドティー」を作り、味わい、楽しいひとときを過ごしました。
特に「バジル」はこれからの季節にオススメのハーブです。イタリア料理には欠かせないハーブですが、シソの代わりに日本料理に取り入れても良いと思います。
みんなで作ったマリネも大好評でした。とても簡単にレストランの味を満喫できるので、美味しそうなバジルが手に入ったら是非試しに作ってみてください。
写真:ハーブ料理
ハーブ講座で作った料理。盛り付けにもこだわって、美しい仕上がりです。
「トマトとバジルのマリネ」作り方(2人分)
(1)マリネ液(オリーブオイル大さじ2、酢大さじ1、にんにくみじん切り1片分、塩コショウ適量)を作る。
(2)ザク切りのトマトと、手でちぎったバジルを(1)に入れて混ぜる。
(3)冷蔵庫で1時間位冷やして完成。
また、バジルは野菜売り場で売られていますが、可能であれば園芸店でポット苗を購入することをオススメします。日当たりの良いところならベランダでも栽培可能で、摘み取っても新芽が次から次へと生育しますので、ひと夏でかなりの収穫が見込めます。自分で育てたハーブを食す幸せを手軽に体験できる、初心者の方にオススメのハーブです。
今年の夏も猛暑になりそうです。美味しいものを飲んだり食べたりしながら、クーラーの効いた部屋でゴロゴロしながら本を読んだり、昼寝をするのが大好きですが、夏太り防止のために、今年はアウトドアにチャレンジ・・・しようかと・・・少し思います。
(2008/07/28 こまつ)