第50号 仕事の友

先日友人と話していて、「・・・らしいよ。ラジオで言ってたもん。」と言ったら、プッと笑われてしまいました。
確かにテレビや新聞など、他のメディアに比べれば、ラジオはマイナー感があるのでしょう。地味な存在ではありますが、ラジオは今、私にとって大きな楽しみをもたらしてくれる、大切な「仕事の友」です。

母のラジオをこっそり拝借。そのうち私のものになってしまいました。

母のラジオをこっそり拝借。そのうち私のものになってしまいました。

花屋の仕事は、頭で考える作業も多いですが、体を動かす作業も多いものです。できるだけ効率良い仕事を心がけていますが、ひとつの作業に数時間かかってしまうことも少なくありません。
そんな時、ひたすら手を動かしながらも、ラジオに耳を傾ける時間は楽しみなひとときです。

赤いバラをメインにした還暦祝いの花束です。バラはやっぱり好きな花。

赤いバラをメインにした還暦祝いの花束です。バラはやっぱり好きな花。

普段あまり耳にしない洋楽ヒットチャートを聞いているうちに「ちょっとした最新洋楽通」になっていたり、テレビでは放映できないであろうアンダーグランドな情報が斬新に紹介されていたりして、気が付けば今まで持っていなかった情報の引き出しがいくつも増えていることに気が付きました。 その他にも、世間で話題になっているニュースの詳しい解説や、展示会や美術展などのイベント情報も得られるので、最近の私の生活はラジオからかなり大きな影響を受けていると思います。

J-WAVE(FM)の番組を書籍化したもの。数回読み直しては笑っています。

J-WAVE(FM)の番組を書籍化したもの。数回読み直しては笑っています。

 

 

好きが高じて購入したのが、演出家の三谷幸喜さんと清水ミチコさんのラジオ番組の内容を書籍化したもの。2冊出版されていますが、どちらも噴き出し笑い必至な楽しい本です。買って読んでは処分する本が多い中で、これはずっと愛蔵しようと思うお気に入りの本です。

今年の春、12歳になりました。(ケンタ)

今年の春、12歳になりました。(ケンタ)

ラジオを聞くことに集中しすぎて、時々手が止まっていることもありますが(!)、これからも仕事の際には傍らに置いて、気分のリフレッシュと新しい情報収集に努めたいと思います。

 

 

 

(2008/04/24 こまつ)