第40号 ひとり散策記

紫陽花(あじさい)は其処かしこで咲き乱れていました。美しかった!

紫陽花(あじさい)は其処かしこで咲き乱れていました。美しかった!

先日7年ぶりに、北鎌倉に行ってきました。

色々考えて頭の中がごちゃごちゃしたり、どうにもやる気が起きない時は、自分を無理に奮い立たせるよりも、旅に出るのが私にとっては一番のようです。
頭の中を空っぽにして街を歩くと、驚くほど大きな充実感を得られます。

小さな崖から零れる様に咲いていた山百合。

小さな崖から零れる様に咲いていた山百合。

 

 

この小旅行には小さなルールがあります。

(1)平日に出かけること
(2)一人で出かけること
(3)靴はスニーカー、バックはリュックに限る
(4)他言しないこと(ひっそり出発する)

休憩も楽しみなひと時。冷たい抹茶とおまんじゅうを。

休憩も楽しみなひと時。冷たい抹茶とおまんじゅうを。

自分にとってこの時間は「旅行」というだけではなく「瞑想する時間」でもあります。

行った先が観光客で溢れていたり、友人とお話に夢中になって歩けば、瞑想どころではありません。また秘密に計画を進めるのも重要なポイントです。この計画をうっかり誰かに話してしまって、「私も行く!」と言われてしまうと断るのも申し訳なく思ってしまうのです・・・。

お茶屋さんから外を望んで。どこも絵になる場所。

お茶屋さんから外を望んで。どこも絵になる場所。

6月の北鎌倉は平日とはいえ人で溢れていたので、人を避けるように細い道をぐんぐん入って行くと、住宅地の奥に風情あるお寺が佇んでおり、自然に咲いた山百合や、京鹿の子(きょうかのこ)の儚げな姿も見ることができて、とても感動的でした。

今回は新しい旅の友も増え(念願のデジタル一眼レフカメラを買いました)、意気揚々と散策を楽しんだ一日でしたが、途中、道に迷ってちょっと心細さを感じたのも正直なところ。
とはいえ大きな石の上に座って休憩しつつ、また歩きたくなったら歩き始めるという、気ままな旅は私に大きな収穫をもたらしてくれました。

オリンパスE-410。まだ使いこなせていません。

オリンパスE-410。まだ使いこなせていません。

まだひとりで宿泊をしたことはないけれど、そんな旅も面白そう・・・とパワーアップした一人旅を密かに計画し、想像してはドキドキしています。

 

 

 

 

(2007/06/25 こまつ)