第38号 安全第一

花屋さんの求人広告に必ずあるキーワード。それは「要普通免許」です。
仕入れや配達などの業務には車の運転が不可欠で、運転免許がないと仕事は進みません。

さらにスタンド花や大きな観葉植物も配達することから、花屋の車は必然的に大きめ。その車で駅前のゴミゴミした場所や、細い裏路地も入っていかなければならないので、ある程度の運転技量も必要とされます。

朝は目を覚ますためにコーヒーを。最近ミルを買いました。

朝は目を覚ますためにコーヒーを。最近ミルを買いました。

どう考えても私の運転技量は低度ですが、必要に迫られれば不可能と思っていたことも可能になるもので、今では高速道路も日常的に使い、一方通行ばかりの細い道も臆せず運転しています。
四季旅人は店舗を持たないため、お客様との商談や打合せもほとんどこちらから先方に伺って行うので、さらに移動時間は長くなります。気がつくと一日の大半を車の運転に費やすことも少なくありません。

私が小学生の頃、10人位がひとつの縄に入って跳ぶ数を競う「大縄跳び大会」がありました。
皆で呼吸を合わせて必死に跳んでいる時、クラスの男の子がふざけた踊りを踊っているのをうっかり目撃し、どうにもおかしくなって笑ってしまったところ、急に視界が狭まって縄が見えなくなり、引っかかってしまっていた事をふと思い出しました。

「カルーセル」という大輪バラの花束。これからバラの美しい季節です。

「カルーセル」という大輪バラの花束。これからバラの美しい季節です。

「絶対に笑わせないでー!」と言ってはみたものの、一度笑い始まると目に見える全てのものが面白いものに変わり、大縄跳び大会の結果は散々たるものだったと記憶しています。

そもそも目を見開いて笑う方は少ないと思いますが、私は笑うと人一倍目が細くなるようです。必然的に視界も通常の5分の1程度に狭まります。一人で車を運転している時は問題ないのですが、誰かが同乗する際には、大笑いするような話は厳禁です。

 円錐形に咲く「柏葉あじさい」も旬。いつも植物のディスプレイをさせて頂いている設計事務所前にて


円錐形に咲く「柏葉あじさい」も旬。いつも植物のディスプレイをさせて頂いている設計事務所前にて

できれば「微笑む程度」のちょっと面白い話をしてくれたらいいな・・・とわがままな要望を抱いています。
何よりもまずは「安全第一」。幸いなことに今まで事故を起こしたことはありませんが、これからも気を引き締めて、楽しくても大笑いは封印して運転に集中したいと思います。

 

 

 

 

 

(2007/04/26 こまつ)