しばらくお休みを頂いておりました「花の移動販売」についてですが、お休み中もお問い合わせや、移動販売に関する取材のご依頼等、誠にありがとうございました。
大変遅くなりましたが、この場を借りて花の移動販売を終了させて頂くことをご報告させて頂きます。

移動花屋にいつも立ち寄ってくれた小学生の男の子からのFAX。

時々は自作の迷路付きです。しんちゃん、元気にしていますか？

四季旅人の原点とも言うべき花の移動販売を終了するのは本当に残念なのですが、経営形態の変更によりスケジュール調整が難しくなり、移動販売をするための十分な時間がとれなくなってしまいました。
今まで応援して頂いたお客様、また再開を待って下さっていたお客様方には大変申し訳なく思っております。

移動販売を始めてから今まで、たくさんの楽しい思い出を作ることができました。

強風の日に鉢植えがゴロゴロ転がっていってしまったり、迷い犬が迷い込んできたり。
思いがけない友人が突然訪ねてきてくれたり、知り合った小学生のお客さん一家とカブトムシを採りに夜に一緒に出かけたり・・・。

仕事帰りに配達に伺った先で、そのまま夕食までご馳走になることもありました。

最近は特にガーデニングのお仕事を多く頂いています。建築中の工事現場での打ち合わせもしばしば。図面と睨みあいながらデザインを構築しています。

それから、移動花屋を開きたいと言って、わざわざ遠方から四季旅人に会いに来て下さる方達もたくさんいらっしゃいました。

自ら出向いて対面式で花を売る移動販売は、自営業の経験が無い我々にとって「商売とはどういうものなのか」、その原点をみつめる大変貴重な体験であったように思います。

今後は今までの貴重な経験を活かし、あらゆる業務に益々力を注いで行きたいと思います。ひとつひとつの仕事に最大限の力を注ぐことが、自分達で花屋を開く一番の意味だと考えています。

フラワー教室（中級）の生徒さん作品です。旬の芍薬を使って「和のあしらい」をテーマに。

今まで応援して頂き、本当にありがとうございました。今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
（2006/06/28 こまつ）