第17号 夢のひとつ

梅雨が明けて、今年も暑い夏が始まりました。四季旅人は例年どおり約2ヶ月の間、移動販売をお休みさせて頂きます。

休みに入って、まずやりたかったこと。それは自然の中に身を置きたいということでした。

アスファルトの上を歩いて、パソコンに向かって、暇になったらテレビをつけてという生活の中でふと、静かな気持ちでじっくりと自然と向かい合いたいと思う時があります。

人気のない海岸で行ったり来たりする波を眺めていたいとか、山のひんやりする空気の中で鳥の声に耳をすませたいとか。そんなことを想像しただけで、心が癒されていきます。

栃木県那須郡は私が産まれた所です。
物心つく前に東京に引っ越しましたが、夏休みやお正月にはいつも那須にある祖父母の家に行っていました。

親戚の家は酪農をしています。牛を怒らせると、泥をかけられてしまいます。

親戚の家は酪農をしています。牛を怒らせると、泥をかけられてしまいます。

川の水は冷たくて気持ちよかったです。前日は大雨のため、数メートル横は濁流。キケン!

川の水は冷たくて気持ちよかったです。前日は大雨のため、数メートル横は濁流。キケン!

思い出あふれる大切な場所です。
親戚も住んでいるため、今でも良く墓参りを兼ねて遊びに行くのですが、今回も日帰りで行ってきました。

やっぱり自然はいいなぁとつくづく思います。
緑色の広がる景色は心を穏やかにしてくれますし、大きな山も、ごろごろ石の川原も、全てが優しい。気持ちのいい風に吹かれながら、その自然を目の前にして何も考えずにたたずむと、日頃の小さな迷いがすーっと消えていくような気がします。

ぼくも連れて行ってもらいました。うれしくてちょっと暴れてしまいました。ケンタ

ぼくも連れて行ってもらいました。うれしくてちょっと暴れてしまいました。ケンタ

田舎に住むということではないのですが、窓を開けたときに大きな木が立ち並ぶのが見える、緑に囲まれた家に住むことが、私の夢のひとつです。
(2005/7/19こまつ)